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レコード芸術2011年8月号

新譜月評に掲載!
レコード芸術8月号に「準特選盤」として、ご紹介頂きました。(136-7ページ)CDの内容、録音評ともに好評価頂けくことができ、これを励みに、すでに次回作への意欲が湧いております。多くの皆様に、このCD「クラベリートス」の世界で表現した「ギターとピアノの世界」を是非楽しんで頂けることを願っています。感謝をこめて。。(YOKO.T - 2011.7.23)


 [推薦文コメント]
  (誌面より、一部を転載させて頂きました。)

 ー もはや若手と呼ぶには当たらず、中堅のキャリアを積んできたピアニストの高木洋子は、日本にも幾人かのすぐれた人材を数える「スペイン音楽のスペシャリスト」である。これまでイベリア半島の各地でコンサートを催した回数においても、おそらく郡を抜いているであろう。同時に「ギターとの共演」というピアニストにとって特殊な分野においても、スペインの斯界の名手ホセ・マヌエル・クエンカから薫陶を受けた彼女は格別な成果を示してきた。また名ギタリスト、マリア・エステル・グスマンとの共演またはジョイント・リサイタルも、ほとんど「年中行事」のように回を重ねている。当CDは、高木洋子が疑いなくそのような体験を踏まえ、言うならば、まことにスペインらしい現象である「ピアノとギターの接点」をテーマに編んだ企画だと思える。すなわち、アルベニス、グラナドスなどの作品から、通常ギターのために編曲された形でよく耳に入るものを選ぶいっぽう、サインス・デ・ラ・マーサ、バリオスなどによるギターの名曲を自らピアノに編曲して奏でているのである。この後者はたいへんオリジナリティに富み、美しい効果を挙げていることが特筆に値しよう。デリカシーに富む見事なタッチ、微妙な表現の綾を身にそなえたピアニストで、醸し出される詩情は豊かであり、ひとつの"真実味”を実感させるのも強味と言えよう。スペイン・ピアノ音楽にこもる”ギターの魂”に捧げられた、これは非凡なオマージュである(濱田滋郎氏)
 
 ー アルベニスの<グラナダ>からゆったりとしたテンポ。じっくりと歌い込む。<コルドバ>もそうだが、歌い回しに思い入れの強さが感じられる。情緒たっぷり。<セビーリャ>のリズムは大胆で肉感的ですらある。<朱色の塔>は訥々とした語り口が面白い。サイン・デ・ラ・マーサの<ロンデーニャ>はいくぶん物憂げな現代風。高木の演奏もフラメンコの熱っぽくて肉感的な雰囲気を発散させている。続いてグラナドスの名曲《スペイン舞曲集》から<オリエンタル>。これもイスラムの哀愁を濃厚に香らせてるし、西欧的なロマンティックなスタイルで書かれた<詩的ワルツ集>もそうだが、高木の演奏は都会的でインターナショナルなスマートさや洗練というより、明らかにスペインの風景や人や食べ物を感じさせるものだ。~<中略>カーネーションを意味する、バルベルデの<クラベリートス>は歌手スペルビアが歌ってヒットした小歌曲だという。その他、パラグアイのギタリスト、バリオスの<大聖堂>や<フリア・フロリダ>などギタリストに親しまれている曲を収録。いずれも演奏もかの地の言葉のイディオムを連想させる。(那須田務氏)
 
[録音評]わりと演奏に近く座して聴く趣きの録音である。よく響くピアノが目の前に在るイメージで、中央に定位するピアノは近いだけにサイズ感も大きい道理と言うことになる。ギターで演奏されることも多い曲たちが、こうしたサイズ感と豊かな響きで聴くと新鮮な迫力で迫り、新たな感興と、印象が強く残る。ピアノのサウンド自体は実にのびやか。2010年8月の収録(神崎一雄氏)

MEDIA

CDレビュー

現代ギター6月号 新譜レビュー
 ギターとピアノの遭遇
 ギターはピアノからたくさんの恩恵を受けてきた。ピアニスト高木洋子は幼少時をサンパウロで過ごし、国内はもとよりスペインで音楽活動を行ってきた逸材である。マリア・エステル・グスマンと共演するなど、多くのギタリストとの交流の中から新たなレパートリーを生み出している。このアルバムは、高木らしい味わいのある演奏に加えて選曲がおもしろい。前半はオリジナル曲を演奏する。冒頭はゆったりとした和音から始まり、輝くような伴奏音に続いて静寂で甘美な旋律を奏でる<グラナダ>、粋と小気味よさの<クラベリートス>など、どれも聴き応えがある。後半部はギター曲のピアノ演奏。<アラビア風奇想曲>は、叙情豊かに演奏され、半音階の盛り上がりはピアノの真骨頂。自ら編曲した<大聖堂>は、流れるようなアルペジョ、低音部の動き、華麗なメロディの流れが明快に聞き取れ、バッハというよりは、むしろショパンを連想させる。ギター曲とピアノとの遭遇は、作曲者の秘密を別の処から見るような、音楽の構成力、表現力を提示してくれた(朝氏) 

ぴあクラシック 夏号

ぴあクラシック Vol.19 2011 夏号
観とく聴いとくクラシック コーナーにて紹介。
〜スペインの風景が目の前に~

PROGRAM/収録作品 

TOTAL : 58:45

CLAVELITOS / YOKO TAKAKI


1.Granada Op.47-1 (I.Albeniz)
2.Córdoba Op.232-4 (I.Albeniz)
3.Sevilla Op.47-3 (I.Albeniz)
4.Torre Bermeja Op.92-12 (I.Albeniz)
5.Rondeña (R.S.de la Maza)
  6.Oriental Op.37-2 (E. Granados)
7.Valses Poéticos (E. Granados)
8.Clavelitos (J.Q.Valverde)
9.Capricho Arabe (F.Tárrega)
 La Catedral (A.Barrios)
10.-1.Preludio (Saudade)
11.-2.Andante (religioso)
12.-3.Allegro Solemne
13.Julia Florida (A.Barrios)
 

クラベリートス 


1.グラナダ(I.アルベニス)
2.コルドバ (I.アルベニス)
3.セビーリャ (I.アルベニス)
4.朱色の塔 (I.アルベニス)
5.ロンデーニャ(R.S.デ.ラ.マーサ)
6.オリエンタル (E.グラナドス)
7.詩的ワルツ集 (E.グラナドス)
8.クラベリートス (J.Q.バルベルデ)
9.アラビア風奇想曲(F.ターレガ)
 大聖堂 (A.バリオス)
10.-1.プレリュード
11.-2.宗教的アンダンテ
12.-3.荘厳なアレグロ
13.フーリア・フロリダ(A.バリオス)
 

☆YOKO TAKAKI (PIANO) www.yoko-takaki.com
[Recorded]: 30 August 2010 at Black Hall Studio, in Kawasaki (Japan)
Grand piano : Steinway & Sons, 24bit 96kHz HighSampling Recording
Piano Arr.
9 - Manuel Burgés   * 5,8,10-13 - Yoko Takaki
(C) PrimaveraJapan / PJ-Y0919 / 2,880 yen

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